ゴールデン・リトリーバー

アメ隊長

2008年12月02日 17:44

■■■■  隊長の ”出撃” BGM (NEW12/02 UP)  ■■■■
PCの音量にご注意 こちらから お入りください
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全面結氷 間近な 釧路市内の河口

気温が上がる11時頃に到着した。
先行車は6台。
嫌な風も無く穏やかな日和。





だが、満水の水面はすでに氷に覆われていた。
ワタクシの定位置はもちろん、河口の流れ出しも氷で閉じていた。
見渡すと、開いている水面は全体の3分の1ほどだろうか。



今まで入ったことの無いポイントにFFMが集中している。
どうやらロッドを振れる場所は、そこしか無さそうだ。
そして彼らのロッドは引っ切り無しに弧を描いている。

そう、爆釣 していたのだ。





ワタクシは 耐水試験のネオウエーダ を装着し、
彼らの近くへ歩いた。
手ぶらじゃ淋しいので、一応、秘密兵器タックル も持っていった。






顔見知りに挨拶をしながら立ち位置を探すが、楽そうで良い所はもう無い。
ワタクシは張り詰めた氷を割りながら足場を確保した。
そうしている間にもラインが水と空気を切り裂く ピシッ とという音が鳴り響く。

それも絶え間なく聞こえてきて、
横目で見ると必ず誰かのロッドが曲がっている。
釣り師羨望の 入食い という場面。





ワタクシは浸水を気にしながら、くるぶしくらいまで立ち込んだ。(立ち込みって言わないか)
そして開いてる水面に向けいつもの毛鉤を打ち込んだ。
漂うマーカーの付近では頻繁にライズがあり、アメの高活性が感じられる。

1匹目は数分できた。こりゃワタクシも爆だな と思う。
もっともその間にお隣は1投1匹状態。
ワタクシは あら、なんか違うな・・・ と盗み見る。





決定的な違い

それは リトリーブ と ルースニング であった。
彼らは思い思いのスピードでフライを引っ張り、ことごとくHITさせていた。
地獄のルースマン は逆光で見えにくいマーカーを、ぼんやり見つめるだけだった。

棚も変えてみた。もちろんフライも変えてみた。
なにをやっても食いついてくれない。
お隣さんはひたすら釣り続けている。

春先に実績があった#12、#14のフライもいろいろ結んだ。(やっとこさ)
そしてライズの中にぶち込むのだが完全に無反応。
ま、あんな綿埃みたいなやつは、そもそも好きじゃないから、どうでもいいんだけどね。

釣れずに悩み続けると、フライもルアーも結局最初に戻る。





■4時間やってようやく8匹。時速2匹。ゴールデン・リトリーバー達はワタクシの10倍は釣っていたと思う。






14時ぐらいになると、だいぶ水面も開いてきた。
アメマスの活性は落ちることなく、
シャーベット状の氷を突き破ってライズするヤツもあちこちで見られる。

だがワタクシは、所詮時速2匹。

15時頃、陽が三角山に沈み始める。急に寒さを感じ始めたので、ワタクシは竿をしまった。
ついに何の確証も得ることが出来なかった。
いや、唯一の確証は リトリーブ が ルースニング を圧倒したことか。

悔しいねぇ。実に悔しい。
でも、何か打開策があると思うんだよね。
地獄のルースマン は悩み続ける。





この時期になると、結氷しているかどうかは来て見なけりゃ分からない。
地元組はダメなら帰るだけだけど、遠征組みにはリスクが大き過ぎるだろうね。
最低気温、風、潮などで自己判断するしかない。

でもまだチャンスはある。うまくすると爆釣で竿納めが出来るかもしれない。





で、肝心の 2回目耐水試験 はと言うとOKでしたよ。
浸水しやがれ と思っていた皆さん、残念でした。
年内、あと1回はテストしたいと考えております。





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