CO中毒再発

アメ隊長

2008年03月07日 19:31

啓蟄(ケイチツ)も過ぎ、虫も動物も動き始める。
北へ帰る鳥も見え始めた。
3月は人も動くし、トラウトも動き出す。

そして、釣師も動き出す。



人が動くと出会いも多くなる。
北海道のカリスマフライマン Higeさん と一日を過ごすことが出来た。
(↑こんな風に書かれると、今頃ケツの穴をムズムズさせてるかな)
この出会いもまた、春ならではのことだろう。

前夜までに落ち合う場所や時間、目的の釣り場や何やらを打ち合わせた。
そして朝6時半過ぎ、恋問館で初対面。
7時の約束なのに、お互い30分も早く到着。(笑)

待ち遠しさの表れだったのだろう。(それとも歳のせいか・・・両方だナ)



今回の予定はこうだ。

午前は隊長の案内でC川の某P。
朝早いから多分貸切だろう。(これが大誤算。後述)
ランチの後はHigeさんの案内でO川の某P。イブニングライズを堪能する。

二人とも完全に一酸化炭素(CO)中毒患者なのだ。





それでは

各釣り場ごとに振り返りましょう。



【 午前 C川某所 】

一路C川某Pへ走る。到着すると思惑通り他車なし。
心置きなくスレアメと対決できると言うものだ。
Higeさんの攻略法も横目で盗み取ることが出来る。(ワクワク)

身支度を整え川原に降り立つ。遠くにあるポイントを見て驚いた。
「あら、誰かいますね」 「あ、ホントだ。2人いますね」 こりゃまいった。
「とりあえず行ってみましょうか」 今時期のC川、逃げ場がありません。

「上流から来たのかなぁ」 「自転車が見えますよ。若者風ですね」 「寒いのに帽子もかぶってない」
自転車・・・若者・・・無帽・・・早朝・・・あのポイントに来る奴・・・
おや?このキーワードから連想できるのは彼しかいないぞ・・・いや違うな、今日は平日だもんナ。

すぐそばまで近寄ったときHigeさんが「おはよーございまーす」と挨拶。
こちらに顔を向けた若者2人。「おはようございます。あっ、隊長~~」
「おぉ~ 釣りバカ君 やっぱり君だったか。そんな予感がしたんだよ。」

今日は高校入試で学校は休みだから、友人の翔君とチャリで来たとのこと。
みんなで自己紹介をし、先行者の許しを得て(笑)ポイントへ入れてもらった。
ここでの詳細は、お二人のBLOGをご覧下さい。

■左翔君 中釣りバカ君 右Higeさん(後光が射している)


■ルアーでもフライでも、どんな川でもモノにしちゃう釣りバカ君。ホントに上手い。ただただ感心。


■スレ切った釣り場でもメソッドを確立している”Higeさん” お見事の一言。

(クリックで大きく)

ここのポイントは、頻繁に地元の親子が荒らしたり、時たま隊長が虐めたりで激渋なのだ。
アメマスはウジャウジャいるが、正攻法ではなかなか釣れない。そしてスレ掛かりが多発する。
「来た!」 「口か?」 「いや、スレだ・・・」 とか、「乗った!」 「口か?」 「口だ!」 「ホントか?」

こんな会話が飛び交う場所。

今日のメンバーは数釣り経験が豊富だから、オサカナが掛かってすぐに、
「あぁスレだなこりゃ」とか、「おっこれは口だぞ」って判断が出来る。
そしてだんだん、スレ掛かりが減ってくる。経験とはそんなモンであります。

そうこうしているうちに ウーリーさん 到着。
みんなと再会を喜ぶ。
さてそれではO川へと転戦しましょうかね。

釣りバカ君、翔君、我ら老釣師を心優しく遊ばせてくれてありがとう。
君達のようなバリアフリー精神を持った若者釣師と出会えたことがワタクシは嬉しい。
その調子でラパラ大会は、隊長に花を持たせてくれ。(笑)





【 ランチタイムは やはた 】

Higeさん → 塩ラーメン
ウーリーさん → 塩ワンタン
隊長 → 塩ラーメン

だからどうしたって、突っ込まないでね。





【 午後 O川某所 】

■Higeさんポイント。こんなふうに、重なり合ったアメマスが数十mにわたり整列していた。


ここのポイントのコツを掴むと、あとはただただ釣りまくるだけ。
そしてたまに顔を見合わせ、お互いに 「ニヤッ」 って笑う。
大きく絞り込まれたウーリーさんや隊長のロッドを見ながら微笑むHigeさんが印象的だった。

■本邦初公開?Higeさんのピンナップ。孤高のフライマンだからなぁ・・・(掲載は本人了承済み)





■ウーリーさんも本領発揮。釣りバカ君に習った写真の撮り方もまた失敗。(笑)



■たそがれの水辺にフライマンが二人・・・







夕方、日が暮れる前の一時。突然だった。Higeさんの爆釣タイムが始まった。
もう飽きちゃってとっくに竿を仕舞った隊長は、対岸からそれを見ていた。
まさに1キャスト1フィッシュ。それはもう見事であった。絶句である。笑うしかない。

フライマンの真髄を見た気がした。





また 会える と わかっていて も

痛烈 な 名残惜しさ に 襲われ た

3台 の 車 は ヘッドライト を 灯け ながら



それぞれ の 家路 に ついた






 



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