天体観測

アメ隊長

2012年01月16日 17:46

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昨夜のこと。

ご近所に元学校の先生が住んでいて、
「星を見るから遊びに来ないかい」とお誘いをうけた。
先生は科学が専門で、とても立派な天体望遠鏡を持っているのであった。


ワタクシはガッチリまかない、飲みかけのバーボンを抱え、
先生のお宅のお庭を訪れた。
三脚に据えられた天体望遠鏡があり、周りをお孫さん達が取り囲んでいた。





やがて、マダムがホットウイスキーを作ってくれた。



 


夜7時、今夜のお目当ては木星である。

今の時期、宵の明星と呼ばれる金星や、輪を持つ土星は見ることが出来ない。
月の出は深夜だが、木星は日没と同時に南西の空に現れ輝くからすぐにわかる。
もっともらしく書いているが、これはみんな先生の受け売りなのである。




陽が沈むといきなり現れる。
これが一番星・・・
というのだろうか。





ワタクシがまだ小学生の低学年だった頃(かなり昔)、
隣に住んでいた大学生のお姉ちゃんが天体望遠鏡を買った。
ある日一緒に月や土星を見せてもらえる機会があった。


月のクレーターもスゴイと思ったが、感動的だったのは土星であった。
粗い縞模様のリングがはっきり見え、それはそれは美しかった。
幼いワタクシの脳裏に強烈なインパクトを与えた。





ワタクシは親に、「天体望遠鏡を買って欲しい」とせがんだ。
もちろん当時はそんな願いが通るはずも無く、
「馬鹿たれ」と一蹴されたのであった。


買ってもらえたのは釣竿ぐらいだった。それも昔は竹の1本竿。
放課後、近所のガキどもとミミズを掘り出し、
日が暮れるまでウグイ釣りをしていた。


もしあの時、親がワタクシの幼い純粋無垢な知的好奇心を感じ取り、
釣竿じゃなく天体望遠鏡を買い与えていたら、
もしかして今頃は、JAXAだとかNASAだとかで宇宙服を着たり・・・


そんなこと有り得ませんデス。





先生が焦点を合わせてくれた木星はとても美しかった。



 ※土星と木星の画像はWikipediaから拝借しました



もちろん画像のように大きく鮮明には見えないのだが、
真っ黒い宇宙にベージュ色をした球がポツンと浮かんでいて、
数本の縞模様がちゃんと見えていた。





幼い時の感動は今も変わらなかった。
先生のお孫さんたちも一様に感嘆の声をあげていた。
なんと出来の良い子供達だろう。


間違っても釣竿なんか買ってもらわぬことだ。





ホットウイスキーを数杯飲んだがサッパリ温まらない。
どんどん気温が下がり始めたので、ワタクシは家に帰ることにした。
いいものを見せてもらった。





ご参考までに今月の星空。
北斗七星やカシオペア座から北極星を見つけたり、
オリオン座や冬の大三角形に線を描くのもたまには楽しい。


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 ※星座表は国立天文台のHPから拝借しました








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