ドライは浮かぶ

アメ隊長

2009年06月25日 16:35

■■■■  隊長のBGM (NEW06/25 UP)  ■■■■
PCの音量にご注意 こちらからから お入りください
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予言通り
道東は昨日が夏の始まりでした。
こんなに明確に、春から夏へ季節が移ったと実感したことがあったでしょうか。

今季もダイエットが間に合わなかったご同輩、
来年こそ頑張ろうじゃありませんか。
季節は巡るのですから、何の心配もゴザイマセン。





予告通り昨日、
夏到来の阿寒湖


ドライフライフィッシング

して来ました。





浮かぶものにはシュッシュをかけて、何でも浮かべてみました。
モンカゲいろいろ、ミッジやワカサギ(御大から調達)も浮かべてみました。
どれも思いの他視認性がよく、なるほど・・・と納得。

あとは釣れてくれりゃぁ更に納得。





【 第一ステージ 】

先般、朝の3時から立ち込んだところ、
まだ薄暗くて手元がよく見えず、
ラインやフライを結ぶのにエラく時間が掛かりました。

その反省をふまえ、
今回は4時スタートとしました。
気温は早くも13度。

ぜんぜん寒くありません(ウレシー)





しかし朝一番は、期待していたライズは全く無くしばし途方にくれましたが、
そこは人呼んで 地獄のルースマン
最初は モンカゲニンフ を沈めることにしました。



そして釣れたのがコイツです。(敢えてコイツと呼びます)

※クリックでBIGサイズになりますよ

久し振りの60UPで(2時間かかったけどね)嬉しいには違いないのですが、
いろいろ事情があり、そうでもないのです。
長い釣り人生(大袈裟)で、こんなこと初めてでした。






【 余談 】

今更書くまでもないのだけれど、沈める釣りのHITするまでの流れは、

ルアーやフライのリトリーブの場合、
ゴゴンと当たり → トリャ~っと合わせ → 乗った~と叫び → 竿が曲がる。
まずアタリが最初に来るのが快感だね。

ルースニング(浮き釣り)の場合は、
マーカーが消し込む → 入った~と叫び → トリャ~っと合わせ → 乗った~と叫び → 竿が曲がる。
つまり、叫ぶ場面が2回ある(笑)

ドライフライやTOPの釣り、見えるオサカナの場合はまた別世界かな。

前置きはこのくらいにして・・・





【 第一ステージの続き 】

湖面を漂う沈まないマーカーを見つめて2時間が経過した午前6時。
何の前触れも無く、不意に、突然、唐突に事は起きた。
パキ~ン と言うような、不気味で乾いた金属音があたりに響いた。

それと同時にドラグが鳴り、ラインがギューンと引き出された。
ロッドを両手で立ててそのパワーに耐えた。そして竿先を凝視した。
1秒か2秒の出来事だ。

ピンと張ったラインに、10センチほどの折れた穂先が絡んでいた。
そんなことはお構い無しにアメマスは全力で抵抗をする。
こっちも絡んでいるから不自然な巻取りで寄せをかける。

しばらくして、何かのタイミングで穂先に絡んでいたラインが解けた。
トップガイドに通ったラインを伝い、穂先が水面に落ちていった。
今やアメマスのパワーを支えているのは2番目のガイドだ。

これが何とも心細い。

また折れちゃうかな・・・と思いながら、ドラグを小刻みに変えてしのいだ。
無理をしないように、慎重に慎重に・・・
巻取りがスムーズになったので助かった。

やがてようやく寄せることが出来た。
穂先と一緒にネットインしたブツは70オーバーかと思ったが、
測ってみると0.64mのデブアメであった。残念。


コイツ がワタクシの竿を折った張本人・・・いや、張本魚。





まったくコイツときたら、HITの流れを無視しやがって、

いきなり竿をへし折るところから始めやがった。

もっとも冷静に考えてみると、
多分、穂先にラインが巻き付いていたのだろうと思う。
メンディングを繰り返していたし、ファイヤーも少しへたり気味だったからね。

あとは傷が出来てたとか、
経年劣化だとか、
釣り過ぎたとか・・・誰かに言われる前に書いておきます(笑




穂先が無い状態で上手くキャストできるかな、と思ったが、
案外大丈夫でフツーにキャストできました。
ただ、またオッキーのが掛かっちゃったらどーしましょと心配だったけどね。

普段なら意気消沈でサッサと帰るところですが、
まだ一度もドライフライを浮かべてません。
これじゃぁ帰るわけにはマイリマセン。

今まで1度もライズが無かった湖面が、
7時を過ぎた頃から急に騒がしくなりました。
それも、目の前僅か数メートルの辺りで、

モコッ、バシャッ、モワッ、ゴボッ、ドバッ、ガバッ・・・

名残惜しかったけど駐車場の関係もあり、
折れた竿を抱え、この場を切り上げました。
次に向かうは 御大 が陣取るエリアです。


陽が昇る直前の第一ステージです。





【 第2ステージ 】

森を抜けて湖岸に着いたのは午前8時過ぎ。
いやーココもアチコチでライズがありました。
右や左のワンドや沖に伸びた背では、FFMがそのライズを狙っています。

ワタクシもさっそくズンズンズンと水を掻き分け立ち込み開始。
シュッシュッとスプレー吹き付け、指でいじくったりして、フライをポン。
アハハハ・・・どこに浮いてるか良くみえること。

こりゃぁもう、全~部頂いたも同然だワ。

お天気はいいし、気温が上がって風は気持ちいいし、
オサカナは跳ねるし、フライは見えるし最高よ。
デッカイの掛かったらこの竿で耐え切れるでしょうか・・・と、再び要らぬ心配。


今季ワタクシ、阿寒湖で初めての快晴? 御大 も立ち込みながらウトウトしています。





誰だ~~~~
今週から間違いなく
ドライでガボガボ釣れるって言ったヤツは~~~

周り近所も
誰一人釣れねぇーじゃねぇーか
みんなクジケて帰っちゃったじゃねぇーか

おまけに向風が強くなって
大波がゴンブラコと打ち付けてくるし
責任者 は遠くへ行っちゃって姿見えねぇし

おらぁ もうやめた!





何を浮かべても、たまには沈めても、まったく無視され続けた。
唯一反応があったフライは ワカサギドライ で(2回ガボッて来た)あったが、
所詮合わせ方が分からないので、重さを感じることなく空振り。

せめて 御大 が、
ワタクシの隣で実際にHITさせるシーンを作り出してくれれば、
ドライの何たるかを実感できたんだけどね(彼は放浪癖があるのよ)。

11時ごろから風と波が出だして、プチ時化状態になった。
12時過ぎまで退避して過ごしたが、収まることも無くライズも無く、
ワタクシは折れた竿をたたみ、一人帰路についた。


ドライフライは本当に浮かぶんだ、と言うことが分かった。





【 エピローグ 】

ワタクシのメインロッドは9fです。
対象魚のアベレージサイズと各定位置のスケールから、
この長さが最適だと思っています。

2本を使いまわしていますが、
今春1本が釧路川で折れ、そのままほったらかし。
もう1本が今回折れて、メインロッドがなくなりました。

ルアーだけなら7fクラスでもいいんだけど、秘密兵器には短すぎ。
10fクラスだと重すぎて疲れちゃって好きじゃありません。
修理に出すか、また新しいのを買っちゃうか迷うところです。

もうそろそろカラフトマスも意識しなくちゃならないから、
手当ては早めにしなくちゃいけません。
どーしたもんでしょうか・・・


で、ワタクシはこう考えました。


これを機に


釣りはやめようって。

























う そ で す







 


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