2006年05月01日
増水の功罪
増水が続き、あちこちから釣人の嘆きが聞こえてきます。
楽しみにしていた連休中のマス釣りも、思うようにいきませんね。
この増水。いいところと悪いところを考えてみました。
■いいところ
これだけ釣りが出来ないと、多くのサクラマスが無傷で遡上で来ます。
もっと言えば、イトウもスチールヘッドもアメマスもみんなです。
これって重要なことですよね。
特にサクラマスは、釣人にキープされる数が例年よりズーッと少ないはずです。
順調に上流へ旅を続け、今年の秋には産卵のお祭り騒ぎになるでしょう。
その卵が来春孵化すると、どこの川の支流でもピン子で溢れかえります。
ヤマベの団塊の世代でしょうか。
来年はヤマベの当たり年になりますね。
昔のように、7月の解禁日には、ヤマベを300釣ったとか、俺は500だとか、
そんな話が聞けるかもしれません。
(キープの数自慢は今の時代に合わないですね)
絶対数が多いので、そのくらい釣られてもヤマベの種は痛くも痒くもありません。
いつもより多くのメスヤマベが川を下り、海に出てサクラマスになります。
川に残ったオスヤマベは冬を越し、1年魚としてまた楽しませてくれます。
この増水のお陰で、ヤマベ(サクラマス)の釣りが
あと数年は楽しめるということです。
この考え方って、いかがなものでしょうか。
■悪いところ
釧路川の大増水は、それを取り囲む釧路湿原も水浸しなのです。
湿原の内部はおそらく、陸地が無いくらい水没の可能性があります。
これはある種の生き物にとって大問題です。

先日の大雨は、ちょうど丹頂の巣作りと重なりました。
この丹頂の巣が大増水で水没、あるいは流されてしまったというのです。
ヒナになる前の卵の状態で水をかぶると、孵化は絶望的とのことです。
今年の丹頂のヒナの数は激減します。
このことが丹頂の生態系に、どのような影響を及ぼすのでしょう。
私にはわかりません。
1シーズンのアクシデントぐらい、種族にはあまり影響がないのでしょうか。
野生の生命力がこの事態を上手く切り抜けることを切に望みます。
丹頂にとっては災難でした。
★
全体的に湿原の生物にとっては恵みの水なのでは、と思います。
水は命の源ですからね。
豊かな水が釧路湿原をさらに豊かにすると思います。
今年の夏は、今まで以上に緑が濃く、キラキラ輝く 湿原が出現 することでしょう。
(最後はオヤジギャグで締めてみました)
★
★
楽しみにしていた連休中のマス釣りも、思うようにいきませんね。
この増水。いいところと悪いところを考えてみました。
■いいところ
これだけ釣りが出来ないと、多くのサクラマスが無傷で遡上で来ます。
もっと言えば、イトウもスチールヘッドもアメマスもみんなです。
これって重要なことですよね。
特にサクラマスは、釣人にキープされる数が例年よりズーッと少ないはずです。
順調に上流へ旅を続け、今年の秋には産卵のお祭り騒ぎになるでしょう。
その卵が来春孵化すると、どこの川の支流でもピン子で溢れかえります。
ヤマベの団塊の世代でしょうか。
来年はヤマベの当たり年になりますね。
昔のように、7月の解禁日には、ヤマベを300釣ったとか、俺は500だとか、
そんな話が聞けるかもしれません。
(キープの数自慢は今の時代に合わないですね)
絶対数が多いので、そのくらい釣られてもヤマベの種は痛くも痒くもありません。
いつもより多くのメスヤマベが川を下り、海に出てサクラマスになります。
川に残ったオスヤマベは冬を越し、1年魚としてまた楽しませてくれます。
この増水のお陰で、ヤマベ(サクラマス)の釣りが
あと数年は楽しめるということです。
この考え方って、いかがなものでしょうか。
■悪いところ
釧路川の大増水は、それを取り囲む釧路湿原も水浸しなのです。
湿原の内部はおそらく、陸地が無いくらい水没の可能性があります。
これはある種の生き物にとって大問題です。

先日の大雨は、ちょうど丹頂の巣作りと重なりました。
この丹頂の巣が大増水で水没、あるいは流されてしまったというのです。
ヒナになる前の卵の状態で水をかぶると、孵化は絶望的とのことです。
今年の丹頂のヒナの数は激減します。
このことが丹頂の生態系に、どのような影響を及ぼすのでしょう。
私にはわかりません。
1シーズンのアクシデントぐらい、種族にはあまり影響がないのでしょうか。
野生の生命力がこの事態を上手く切り抜けることを切に望みます。
丹頂にとっては災難でした。
★
全体的に湿原の生物にとっては恵みの水なのでは、と思います。
水は命の源ですからね。
豊かな水が釧路湿原をさらに豊かにすると思います。
今年の夏は、今まで以上に緑が濃く、キラキラ輝く 湿原が出現 することでしょう。
(最後はオヤジギャグで締めてみました)
★
★
2006年02月24日
湿原春近し
今日は、仕事の途中にちょっと寄り道して、
本当のパトロールです。資源調査はできませんでした。
ネクタイで釣りってわけにいきませんね。
本当のパトロールです。資源調査はできませんでした。
ネクタイで釣りってわけにいきませんね。
■だんだん雪も溶け出してきた釧路湿原。
谷地坊主 左は今日の写真。右は去年の3月。同じ場所です。
谷地坊主については詳しく書きたいのですが、やめておきます。(←横着者)


■達古武湖(タッコブ湖)
手前の人達は、氷上にコースを作り、ラジコンで遊んでいます。
彼らも私たちも、遊びの種類は違うけれど、同じキチの付く者同志ですね。
遠くに見える黒い点々は、ワカサギを釣っている人たち。ここの湖は入漁料なし。釣り放題です。

■春の小川はさらさらいくよ・・・
